整体/医療用語辞典:た行-①
体幹骨
脊柱・鎖骨・胸骨・助骨・肩甲骨・骨盤骨をいう。
多層断層撮影
(Pantomography) 特殊のフィルム取枠を取付けた断層撮影装置を使って1回の撮影曝射によって深さの違う幾層かの断層像を一挙に撮影する方法。
脱臼(だっきゅう)
関節を作っている二つの骨がずれたり、はずれたりして正常でない位置にあるものをいう。
打撲傷
物に強くぶつかったり、高所から落ちたり、勢いよくころんだりしたときにみられる非開放性損傷。すなわ ち、外部から鈍力が加えられ、皮膚よりも抵抗力の弱い皮下の脂肪や筋肉が挫滅されたり、血管が破れて出血のためはれあがったり、皮下の組織から皮膚が剥離 (はくり)した場合をいう。俗には「打ち身」ともよばれる。
単純骨折
骨折が外傷の傷口とつながることなく、体内で骨だけが折れている場合をいう。閉鎖骨折ともいう。
断層撮影
(Tomography) 身体の任意の深さの断面を選んで写し出すレントゲン撮影法で、頭部の診断に多く用いられる。
断端痛
指や手を切断した場合の断端部に、刺激に対して敏感な部分が出現、その部分が痛んだり圧迫等により激痛が放散するもの。
短波療法
(Radiothermy) 短波3~30MC程度の高周波を用いる。2枚の電極の間に患部をはさむだけでよく、皮膚に直接あてなくてもよい。内部まで平等に温められる温熱療法の一種。適応症:関節炎・リウマチ・神経痛・炎症性疾患・筋肉痛など。
弾力性包帯(エラスチックバンド)
ゴムまたはスポンジなどの弾性物質で作った包帯。関節などに圧を加えて、関節の水腫・血腫などの発生を予防するために用いる。
チトレスト
持田製薬発売の内服用新薬。組織賦活酵素剤。頭部外傷による頭痛および頭重感の改善剤として用いられる。健保適用外。
中医協
中央社会保険医療協議会の略称。厚生大臣の諮問機関で、委員の定数は20人。保険者、被保険者、事業主、医師、歯科医師および学識経験者の代表で構成され、治療報酬額および算定額の改訂や、治療指針、使用基準の改訂等につき審議する。
注腸
直腸に硬ゴム製管を入れ薬液を注入すること。
注腸麻酔
直腸内に薬液を注入することによって睡眠状態を起させる方法で、それ自身単独で用いられるよりも、他の麻酔法、だとえば吸入麻酔あるいは局所麻酔と併せ用いられ、いわゆる基礎麻酔の意味で用いられる。
超音波診断(エコ-)
生体に投射した超音波をブラウン管でとらえその画像から診断を下す方法。レントゲンと違い、造影剤を用い ないで生体の軟部組織の状態を詳細に掌握できるうえ、放射線障害のような人体への悪影響がないとされ、触診や内診では発見できない病態の形状、組織を開腹 しないで観察できるため、内臓や胎児などの観察に有効とされている。
超音波療法
超音波の振動を患者の治療に応用した理学療法の一つ。超音波を人体に伝導させると数センチの深さにまで達し、一種の刺激作用を呈し、新陳代謝が促進される。慢性炎症、神経麻痺の回復などに応用される。
長管骨
上肢の上腕骨、橈骨、尺骨、下肢の大腿骨、脛骨(けいこつ)、腓骨(ひこつ)をいう。
調剤技術基本料
(健保)薬剤師が常時勤務する保険医療機関において、通院中の患者に対して薬剤師の管理のもとに投薬した場合に、患者1名について月1回限り算定する。
超短波治療
長短波(波長6~8m)は組織内を通過する際に温熱を発生し、他の温熱療法よりも身体の深部に到達して、血管拡張、鎮痛、代謝亢進(たいしゃこうしん)を促進するなどの作用がある。リウマチ性疾患、神経痛、慢性付属器炎などの治療に用いられる。
長波治療
高周波療法のひとつで不滅衰長波電流を利用するものである。適応症として神経炎、神経痛などがある。
直達牽引(ちょくたつけんいん)
骨に直接牽引力を働かせる方法。キルシュナー銅線による銅線牽引がもっぱら行なわれる。