整体/医療用語辞典:た行-②
陳旧性
古く、しかも、長い期間経過したという意味。(陳旧の反対は新鮮)
チンクライム牽引
チンクライム(亜鉛醪)を皮膚と包帯に塗りつけ、その粘着力を利用して行う牽引法。
椎間板造影術
(Discography) 脊椎椎間板が老化や外傷でヘルニアを起こした場合、椎間板の中に造影剤を注入して椎間板の状態を撮影する方法。むち打ち症の検査に行われることがある。
椎骨動脈造影術
椎骨動脈に造影剤を入れて撮影し、椎間板の変化や、骨折による圧迫によって動脈の走行が変化する状態を調べること。
低周波療法
真空管回路を利用し、数サイクルから1,000サイクル程度の低周波電流を発生させ、その電気的刺激によって治療する方法。主として麻痺した筋肉に用いる。
ディスコグラフィー
(Discography) 椎間板造影術
ディスポーザブル
(Disposables) 使い捨て容器のこと。プラスチィック製が多い。注射器、点滴用容器などがある。
定性・定量検査
ある物質を調べる場合に、それがあるかないか、またはどんな性質があるか調べることを定性といい、その物質の量を正確に測定することを定量という。なお正確な測定でなく、大体何グラム程度かを見る方法を半定量という。
低体温麻酔
(Hypothermia) 心臓、大血管、脳手術などに際し、生体を冷却することによって体温を下げながら麻酔する方法。冷却方法は生体を氷の中につけたり、数ヶ所に氷のうをあてたり、また人工心肺装置を用いて冷却した血液を生体にいれる方法が行われている。
デゾー包帯
(Desault bandage) 鎖骨々折用包帯。あらかじめ腋下にパットをいれて、肘を体側に固定する。
デブリトマン
(debridement) 創傷より異物や壊死物を取除くこと。健保では挫滅創の処理について汚染部分のブラッシング、または汚染組織の切除を行ったとき、長さ5cm以上の場合に、初回に限り、デブリトマンの加算を認めている。
電解質
水溶液の状態で、電気を導き、電流によって分解(電解)される物質をいう。酸・アルカリ・塩などほとんどこれである。
転帰
治ゆ、死亡、中止など、ある疾病に対してその診察が終ったときの状態をいう。
電気針治療
良導絡治療
電気療法
物理療法の一種で、ある強さの電流を直接人体に通じ、それで病気を治療しようというもの。電流によって鎮静、鎮痙的(ちんけいてき)に作用するものと、刺激興奮的にはたらくものがある。ジアテルミー、短波、超短波、電気水浴などの療法がある。
伝達麻酔(伝導麻酔)
手術および処置を行なうときに、その部位より離れた神経伝導路を遮断し、その支配下の神経を麻痺させる麻酔法。
点滴静脈注射
大量の薬を適当な滴下速度で静脈内に注射すること。消化器系疾患の患者や、全身が衰弱している患者で経口的に水分も食物も十分に摂取できない場合、また手術中や、手術後の患者に水分・電解質、栄養分などを補給するために行われる。
頭蓋底骨折
骨折が円蓋部(外から見える頭皮にかこまれた部分)以外の頭蓋底部に及んだ場合をいう。実際にはX線上確実に診断されることは少なく、耳あるいは鼻から出血があると頭蓋底骨折という病名がつけられている。
頭蓋内血腫
血腫のできる場所および発見時期により、次のように分類される。 a.場所により (1)硬膜外血腫(頭蓋骨と硬膜の間) (2)硬膜下血腫(硬膜と脳の間) (3)脳内血腫(脳実質内) b.時期により (1)急性(受診後3日以内) (2)亜急性( 〃 3週間以内) (3)慢性( 〃 3週間以後) 硬膜外血腫、急性硬膜下血腫、慢性硬膜下血腫、脳内血腫
凍結外科
患部を極端な低温で冷凍し、組織を壊死させる手段を用いる外科療法。円筒形の金属製冷却器を患部に付着さ せ、筒の中にボンベから液体窒素を流し込む。幹部以外は真空状態で、熱遮断してあるので、患部の組織だけが冷却され、組織が壊死におちいる。この方法麻酔 がほとんど不用で出血がほとんどなく治療時間が短くすむ。