整体/医療用語辞典:た行-③

瞳孔不同

左右の瞳孔が大きさまたは形を異にする状態。瞳孔の大きさの比較、対光反射の有無を調べ、両側の瞳孔が散大し、対光反射を消失している場合は予後不良である。動向不同は頭蓋内出血の有無な兆候である。

透視診断

X線により蛍光板上に写し出された像を写真に撮らずに暗室で見ながら診断する法。最近はX線テレビ像による方法が行われている。

動態像撮影

(Kymography) 心臓、横隔膜等動く臓器の状態をX線で撮影する方法。

導入麻酔

全身麻酔を行うに際し、初めに患者の意識をなくすために行う麻酔法。

導尿

ネラトンカテーテル(ゴム管)が、金属カテーテルを尿導口から膀胱まで挿入し、尿を体外に排出する法。

頭部外傷

頭部に直接又は関節に外力が加わった状態をいう。一般に外傷というといわゆる傷(開放創)があるように考 えられがちであるが、外見上傷がなくてもよい。最近では脳神経外科が発達するにつれて、頭部だけではなく頸部のいろいろな外傷による症状も頭部外傷の中に 含まれるようになった。 頭部外傷の荒木式分類 京大の初代脳外科の荒木教授が、提唱した頭部外傷の分類法で、便利なためよく使用されている。 Ⅰ型 単純型 : 意識障害及び脳の器質的変化によると思われる各種症状が全く欠如するもの。 Ⅱ型 脳振盪型 : 意識障害が一過性で、脳の器質的損傷を思わせる症状がなく、短時日の間に略痕跡なく治癒するもの。 Ⅲ型 脳挫傷型 : 受傷直後の意識障害が12時間以上持続するもの、及び意識障害の有無にかかわらず受傷直後より脳局所症状を呈するもの。 Ⅳ型 頭蓋内出血型 : 受傷直後の症状が軽いか又は欠如していてそれが時間の経過とともに急激に増悪するか又は新に出現するもの。

読影料

(健保)他の医療機関で撮影したX線フィルムの診断を依頼された場合の診断料。

特殊疾患収容施設管理料

(健保)入院患者のほとんどが重症身心障害者や筋ジズトロフィー患者等、重度の身心障害者によって占められている医療機関で厚生大臣の認可したものに対して適用され、入院時医学管理料とは別個に算定される。

徒手整復術

関節の脱臼を手でなおすとか、骨折の際、柔道整復師が行う接骨のように、メスを用いないで、手技で整復する方法。

トモグラフィー

(Tomography) 断層撮影法

ドライシロップ

(Drysirup) 服用するときに水を加えて懸濁液剤とするように、白糖、分散剤などを加えて顆粒状にしたもの。ある種の抗生物質などは液剤として保存すると効力が低減することがあるので、この剤形が用いられる。

トンネル卸し

名義上だけの医薬品卸社で、帳簿上医薬品を病院に販売したこととして薬価差益をかせぎ、病院の収入をみせかけだけ圧縮するのが目的。

頓服薬(とんぷくやく)

1日2回程度を限度として発熱時や頭痛時に臨時的に投与するものをいう。1日3回以上にわたり時間および量に一定の方針ある場合は内服薬とする。