整体/医療用語辞典:や行

薬価基準

保険医療担当者が使用を認められた医薬品について、その治療報酬算定の基準となる価格をいう。保険医療に使用できる薬の品目表であると同時に、医療担当者が使用したい薬品の購入価格ともみなされる。約1万5千種類の内用薬、注射薬および外用薬が搭載されている。

薬浴

患部を薬液にひたして行う治療法。皮膚ことに手足の病気や肛門の病気に応用される。また浴槽に薬液を入れて入浴する全身浴も薬浴の一種である。

有茎植皮

血行を保ったまま皮膚および皮下組織を他の部分に移植することをいう。

輸液

大量の人工溶液を静脈点滴、まれには皮下注射によって投与する治療法をいう。輸液剤には生理食塩水、リンゲル液、ブドウ糖などがある。水分と電解質の補給、栄養の補給、血漿量の維持などの目的で、経口摂取不能な患者をはじめ、脱水症や消耗性疾患の患者、また大手術の前後に用いられる。

腰椎穿刺

目的によって次のように行われる。イ.治療のため腰椎の間に針を穿刺して、脳脊髄液を排出する。ロ.同様にして摂取した脳脊髄液の検査を行う。ハ.同様に穿刺針を穿刺して脳脊髄液圧の測定を行う。ニ.治療のため薬剤を注入する。ホ.X線造影撮影のため造影剤を注入する。ヘ.パンピング療法(脊髄液移動術)を行う。ト.麻酔剤を注入して腰椎麻酔を行う。